プログラミングタスクにおける言語モデルの評価
この記事では、言語モデルがプログラミングの課題をどれだけ理解しているかを探ります。
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大規模言語モデル(LLM)は、プログラミング作業を手伝う能力で注目を集めてる。これらのモデルは、自然言語で与えられた問題の説明に基づいてコードを生成できる。最近のモデル、CodexやChatGPTは、さまざまなプログラミング問題に対して強いパフォーマンスを示してる。ただ、実際にこれらのモデルが問題をどれだけ理解しているか、キーワードに基づいてトレーニングデータから単に引っぱっているのかは不明。
この記事では、異なる大規模言語モデルのプログラミング問題に対する解決策生成能力を調べる。これらのモデルが本当に問題文を把握して関連するコードを生成できるのか、それとも以前に見た解決策に対してプロンプトをマッチさせてるだけなのかを見ていく。
プログラミングにおけるLLMの重要性
LLMは自然言語とプログラミングコードの膨大なデータセットでトレーニングされている。与えられた説明からコードを生成したり、コードを要約したり、プログラミング言語間で翻訳したり、部分的に書かれたコードを完成させたり、コードのエラーを検出するなど、さまざまなコーディング作業を実行できる。
この能力は、開発者にとって貴重なツールとなり、迅速なコード生成やコーディングプラクティスの改善を支援する。ただ、高品質なコード生成を達成するには、プロンプトのフォーマットが大事。ユーザーはモデルが効果的なコードを生成するのを導くために、戦略的にプロンプトを作成する必要がある。このプロセスから、「プロンプトエンジニア」と呼ばれる新しい役割が登場した。
研究の質問
LLMがプログラミング支援の最前線に立っている中で、その理解力とパフォーマンスを調査することが重要。私たちの重要な質問は、LLMは与えられたプログラミングタスクを本当に理解しているのか、単にトレーニングデータから学んだパターンに基づいてコードを生成しているだけなのか?
これに答えるために、問題文の変更がLLMの正しいコード生成能力にどのように影響するかに焦点を当てた実験を設計した。具体的には:
- 問題の説明のフォーマット変更がコード出力にどんな影響を与えるか。
- 問題文の重要な情報を変えることでモデルのコード生成にどんな影響があるか。
実験手法
Codex、InstructGPT、ChatGPTなど、いくつかの最新のLLMを使用して、初心者向けのプログラミングタスクでのパフォーマンスをテストした。実験には初心者向けに設計されたプログラミング問題のデータセットを採用した。私たちは、これらの問題に対して2つの主要な変更タイプに焦点を当てた:
問題フォーマット
まず、根本的な問題は変えずに問題文の提示方法を変更した。これは、テキストを異なるように整理したり、Markdownフォーマットのようなさまざまなスタイルを使用したりすることを含む。これらの変更は、フォーマットがモデルのパフォーマンスに影響を与えるかを調べることを目的としている。
問題の修正
次に、問題文の実際の内容を変更した。これは、難易度を変えたり、要件を言い換えたりすることが含まれる。モデルがコアの問題情報の変更に反応するかどうか、そしてそれが正しい解決策を生成する能力にどのように影響するかを確認したかった。
LLMによる問題解決
プログラミング問題を解決するために、LLMは与えられた問題記述に基づいて指定されたプログラミング言語で完全な解決策を生成する必要がある。生成されたコードの正確性は、隠れたテストケースに対して実行することで測定される。
プログラミングタスクの種類
プログラミング問題は複雑さで広く異なる。基本的な入出力のような簡単なタスクから、アルゴリズムやデータ構造の知識を必要とするより複雑なものまである。それぞれの問題には、解決策として遵守すべき特定の詳細、入出力フォーマットや制約が含まれている。
コード生成プロセス
コードを生成する際、LLMは問題記述に厳密に従った有効なプログラムを生成することを前提としている。要件の誤解釈や特定の制約に対処できなかった場合、不正確な解決策が生じる可能性がある。
評価指標
コード生成の成功を測るために、解決率と平均解決率の二つの主要な指標を使用した。解決率は、モデルによって正しく解決された問題の割合を示す。一方、平均解決率は複数の問題におけるパフォーマンスを考慮する。
実験結果と観察
問題フォーマットの結果
最初の実験セットはフォーマットの変更に焦点を当てた。さまざまなフォーマットされた問題記述に対して、モデルのパフォーマンスをベースラインと比較した。結果は次のようになった:
- Codexのようなモデルは、明確さを向上させる構造化フォーマットでより良いパフォーマンスを示したが、他のモデルはフォーマットにあまり敏感ではなかった。
- 全体として、Codexには完全Markdownセットアップが最も効果的で、構造と階層が明確だった。
- ChatGPTやInstructGPTなどの他のモデルは、フォーマット間でより安定したパフォーマンスを示したが、必ずしも強化されたフォーマットから利益を得たわけではなかった。
問題説明の修正
2つ目の実験は、元の問題文に対するより大きな変更を含んでいた。結果は次のように示された:
- 言葉や構造の微妙な変更がコード生成の正確さに目立つ低下を引き起こし、モデルが慣れ親しんだパターンや用語に重く依存していることを示唆した。
- モデルは、言い換えられた問題や文脈の予期しない変更を理解する必要がある場合、パフォーマンスが大きく低下した。
LLMの振る舞いに関する洞察
私たちの研究は、CodexのようなLLMがトレーニングで「見た」言葉やフレーズに依存する傾向を示していることを示している。彼らは、類義語や書き換えられた質問に苦しむかもしれなく、不正確な出力を生じる。これは、彼らの真の理解力と適応能力に関する疑問を提起する。
変数名の役割
面白い発見は、特定の変数名がモデルの反応に重要な役割を果たすこと。変数名をランダム化したり、その文脈を変えたりすると、解決率が劇的に低下した。これは、LLMが認識しやすい名前や馴染みのある構造に強く依存していることを示唆している。
LLM使用における潜在的な問題
コードの安全性と完全性
LLMはコード生成の強力なツールだが、内在的なリスクもある。生成されたコードには、注意を払わずに実行すると脆弱性や悪意のある要素が含まれる可能性がある。ユーザーは、LLMによって生成されたコードを実世界のアプリケーションに展開する前に、必ず確認し理解することが重要。
生成された解決策の信頼性
LLMは効率的なコードを生成できるけれど、複雑なシナリオにおける信頼性や解決策の質はさまざまだ。プログラミングタスクのニュアンスは、単に言語理解だけでなく、論理的推論や創造的問題解決スキルも必要で、LLMがそれを一貫して提供できるわけではない。
結論
要するに、大規模言語モデルはプログラミング作業支援の風景を変えた。問題の説明からコードを生成できるが、その理解の程度は議論の余地がある。私たちの実験は、プロンプトの言い回しや構造のわずかな変化がパフォーマンスに大きな影響を与えることを示しており、真の理解よりも特定のパターンに依存していることを示唆している。
今後の研究は、LLMの信頼性と解釈能力を向上させ、観察された内在的なバイアスや限界に対処することに焦点を当てるべき。これらの技術が進化し続ける中で、プログラマーにとってますます貴重なツールになるだろうが、ユーザーはその潜在的な落とし穴を意識している必要がある。
タイトル: Exploring the Robustness of Large Language Models for Solving Programming Problems
概要: Using large language models (LLMs) for source code has recently gained attention. LLMs, such as Transformer-based models like Codex and ChatGPT, have been shown to be highly capable of solving a wide range of programming problems. However, the extent to which LLMs understand problem descriptions and generate programs accordingly or just retrieve source code from the most relevant problem in training data based on superficial cues has not been discovered yet. To explore this research question, we conduct experiments to understand the robustness of several popular LLMs, CodeGen and GPT-3.5 series models, capable of tackling code generation tasks in introductory programming problems. Our experimental results show that CodeGen and Codex are sensitive to the superficial modifications of problem descriptions and significantly impact code generation performance. Furthermore, we observe that Codex relies on variable names, as randomized variables decrease the solved rate significantly. However, the state-of-the-art (SOTA) models, such as InstructGPT and ChatGPT, show higher robustness to superficial modifications and have an outstanding capability for solving programming problems. This highlights the fact that slight modifications to the prompts given to the LLMs can greatly affect code generation performance, and careful formatting of prompts is essential for high-quality code generation, while the SOTA models are becoming more robust to perturbations.
著者: Atsushi Shirafuji, Yutaka Watanobe, Takumi Ito, Makoto Morishita, Yuki Nakamura, Yusuke Oda, Jun Suzuki
最終更新: 2023-06-26 00:00:00
言語: English
ソースURL: https://arxiv.org/abs/2306.14583
ソースPDF: https://arxiv.org/pdf/2306.14583
ライセンス: https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
変更点: この要約はAIの助けを借りて作成されており、不正確な場合があります。正確な情報については、ここにリンクされている元のソース文書を参照してください。
オープンアクセスの相互運用性を利用させていただいた arxiv に感謝します。
参照リンク
- https://www.hackerrank.com/
- https://openai.com/blog/chatgpt/
- https://developers.u-aizu.ac.jp/
- https://github.com/ashirafj/aoj-formatted-problems
- https://onlinejudge.u-aizu.ac.jp/courses/lesson/2/ITP1/1/ITP1_1_A
- https://onlinejudge.u-aizu.ac.jp/system_info
- https://onlinejudge.u-aizu.ac.jp/courses/lesson/2/ITP1/1
- https://platform.openai.com/docs/models/gpt-3-5
- https://platform.openai.com/docs/models/codex
- https://huggingface.co/models?search=salesforce+codegen
- https://huggingface.co/Salesforce/codegen-16B-mono
- https://platform.openai.com/docs/model-index-for-researchers
- https://chat.openai.com/chat
- https://openai.com/blog/chatgpt-plus
- https://www.crummy.com/software/BeautifulSoup/bs4/doc/
- https://platform.openai.com/docs/guides/code/best-practices
- https://beta.openai.com/tokenizer