INDIC QA ベンチマーク: インドにおける多言語言語モデルの評価
インドの言語での質問応答を評価するための新しいデータセット。
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目次
大規模言語モデル(LLM)は、人間の言語を分析し、応答することができるコンピュータープログラムです。英語のテキストには強いですが、インドで話されている多くの他の言語には苦労しています。その理由は、特定のタスク、例えば文脈に基づいた質問応答を訓練するために必要な高品質なデータセットが十分に存在しないからです。
この問題に対処するために、インドの11の主要言語に特化したデータセット、INDIC QA BENCHMARKを作成しました。このデータセットは、研究者がこれらの言語でLLMが質問にどれだけうまく応答できるかを評価するのに役立ちます。
多言語ベンチマークの必要性
インドには約14億人の多様な人口と多くの言語がありますが、いくつかの言語は、特に自然言語処理(NLP)において、十分なリソースが不足しています。これにより、言語理解に基づく技術がこれらの言語でうまく機能するのが難しくなります。
LLMは大量のテキストデータで訓練されていますが、その結果は一貫性がなく当たり外れがあります。この不一致は、文脈を理解するのが難しかったり、自らの知識に不正確な部分があったりすることが原因であることが多いです。
INDIC QA BENCHMARKとは?
INDIC QA BENCHMARKは、さまざまなインドの言語におけるLLMの質問応答能力を評価するための包括的なツールです。モデルがテキストから情報を直接引き出す必要がある抽出タスクと、提供されたテキストに明示的に存在しない回答を生成する必要がある抽象タスクの両方を含んでいます。
データセットは、既存の質問応答データセット、翻訳された英語データセット、Geminiモデルを使って作成された合成データで構成されています。この合成データは、正確性を確認した選択されたパッセージから質問応答ペアを生成することで開発されました。
ベンチマークの作成方法
私たちは、さまざまな確立されたデータセットを調査し、ベンチマークをより有用にするためにそれらを複数のインドの言語に翻訳することを選びました。含まれている言語は、アッサム語、ベンガル語、グジャラート語、ヒンディー語、カンナダ語、マラヤーラム語、マラーティー語、オリヤ語、パンジャーブ語、タミル語、テルグ語です。
また、Wikipediaや他のソースからも新しいデータを集め、文化的に重要なコンテンツに焦点を当てました。さまざまな段落をサンプリングすることで、多様で代表的な質問と回答のセットを作成しました。
既存の方法の限界
質問応答ベンチマークの既存の環境には、英語向けのものが多くありますが、インドの言語向けのものは非常に少ないです。存在するものも、しばしば多様性や深みが不足しています。私たちの目標は、さまざまな質問応答ペアを持ち、幅広いトピックをカバーするデータセットを提供してこのギャップを埋めることです。
ほとんどのデータセットは情報抽出に焦点を当てていますが、生成タスクに対する必要性を扱っているものは少ないです。この分野は重要で、多くの質問がより深い理解や情報の統合を必要とします。
検索強化生成(RAG)の役割
検索強化生成(RAG)というシステムでは、2つの重要な部分が協力して機能します:リトリーバーとジェネレーターです。リトリーバーは関連するテキストを見つけ、ジェネレーターはそのテキストに基づいて最終的な答案を作成します。
INDIC QA BENCHMARKは、この形式をサポートするように構成されており、各質問応答ペアはその文脈にリンクされています。これにより、研究者はモデルがこのようなシステムでどれだけうまく機能できるかを測定できます。
モデルの評価
私たちは、さまざまなLLMをテストして、どれだけ私たちのベンチマークでのパフォーマンスが優れているかを確認しました。これらのモデルには、異なるデータセットで特別に訓練された複数のバージョンが含まれています。一般的に、モデルはサポートが少ない言語で苦労していることがわかりました。
テスト中、ベースモデルは結果が一貫していないことに気づきました。しかし、少数のサンプルプロンプティングを使用すると(いくつかの例を見せることで学ばせる)、パフォーマンスが向上しました。これにより、より多くの文脈を提供することが、より正確な応答につながることが示されました。
INDIC QA BENCHMARKの主な貢献
- インドの言語での質問応答タスクのための大規模評価ベンチマーク。
- さまざまなLLMの評価を行い、これらの言語での質問にどれだけうまく応答できるかの重要な評価。
- 文化、地理、ニュースなどのさまざまなトピックをカバーする多様なデータセット。
観察と結果
実験から、ベースモデルのパフォーマンスがしばしば不十分であることがわかりましたが、少数のサンプルプロンプティングを行うことで、文脈内の短いフレーズから正確な返信を見つけることで、より良い回答を生成しました。
さらに、特定のタスクに対してモデルをさらに訓練するインストラクショントレーニングでは、生成タスクの改善が見られることが多いですが、抽出タスクに関しては混合結果が見られました。特定の言語向けに特別に訓練されたモデルは、よりカスタマイズされたデータを持つため、一般的なモデルよりも優れた成果を上げました。
課題と考慮事項
INDIC QA BENCHMARKで進展が見られたものの、依然として注目すべき課題があります。インドの言語に対する高品質なデータセットの利用可能性は依然限られており、これが私たちのベンチマークに偏りをもたらす可能性があります。また、コンテンツを別の言語に移す際の翻訳の質に関する問題もあるかもしれません。
私たちはできる限り網羅的に努めましたが、ベンチマークは全く新しいドメインでのパフォーマンスを効果的に表すことができないかもしれません。また、質問の解釈において主観性が生じることも認識しています。
結論
要するに、INDIC QA BENCHMARKは、インドの言語におけるLLMの質問応答能力を評価する重要な一歩です。抽出タスクと生成タスクの両方を考慮した豊富なデータセットを作成することで、私たちはこの分野でのさらなる研究と発展を促進することを期待しています。
私たちの発見は、適切なデータとトレーニング方法があれば、以前にはあまり注目されていなかった言語でもLLMのパフォーマンスを改善できることを示しています。これは最終的に、さまざまなインドの言語を話す人々にとって、技術をよりアクセスしやすく、効果的にする手助けとなります。
このベンチマークを提供することで、インドの言語処理の分野で働く研究者を支援し、多様な言語ニーズに応えるツールの進化を促進することを目指しています。
タイトル: INDIC QA BENCHMARK: A Multilingual Benchmark to Evaluate Question Answering capability of LLMs for Indic Languages
概要: Large Language Models (LLMs) have demonstrated remarkable zero-shot and few-shot capabilities in unseen tasks, including context-grounded question answering (QA) in English. However, the evaluation of LLMs' capabilities in non-English languages for context-based QA is limited by the scarcity of benchmarks in non-English languages. To address this gap, we introduce Indic-QA, the largest publicly available context-grounded question-answering dataset for 11 major Indian languages from two language families. The dataset comprises both extractive and abstractive question-answering tasks and includes existing datasets as well as English QA datasets translated into Indian languages. Additionally, we generate a synthetic dataset using the Gemini model to create question-answer pairs given a passage, which is then manually verified for quality assurance. We evaluate various multilingual Large Language Models and their instruction-fine-tuned variants on the benchmark and observe that their performance is subpar, particularly for low-resource languages. We hope that the release of this dataset will stimulate further research on the question-answering abilities of LLMs for low-resource languages.
著者: Abhishek Kumar Singh, Rudra Murthy, Vishwajeet kumar, Jaydeep Sen, Ganesh Ramakrishnan
最終更新: 2024-07-18 00:00:00
言語: English
ソースURL: https://arxiv.org/abs/2407.13522
ソースPDF: https://arxiv.org/pdf/2407.13522
ライセンス: https://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/
変更点: この要約はAIの助けを借りて作成されており、不正確な場合があります。正確な情報については、ここにリンクされている元のソース文書を参照してください。
オープンアクセスの相互運用性を利用させていただいた arxiv に感謝します。
参照リンク
- https://www.latex-project.org/help/documentation/encguide.pdf
- https://github.com/ayushayush591/Indic_RAG
- https://www.kaggle.com/competitions/chaii-hindi-and-tamil-question-answering
- https://github.com/AI4Bharat/IndicTrans2
- https://www.sarvam.ai/blog/announcing-openhathi-series
- https://ai.google.dev/gemma/docs
- https://ai.meta.com/blog/meta-llama-3/
- https://huggingface.co/sarvamai/OpenHathi-7B-Hi-v0.1-Base
- https://huggingface.co/bigscience/bloomz
- https://huggingface.co/google/gemma-7b-it
- https://huggingface.co/bigscience/bloomz-7b1
- https://huggingface.co/google/gemma-7b
- https://huggingface.co/ai4bharat/Airavata